ガラパゴス諸島 クルーズ記
ガラパゴス諸島 クルーズ記 HOMEはじめに/更新情報/Galapagos In Danger:ガラパゴスニュース/作者エクアドル基本情報/エクアドルへの行き方/航空会社別ルーティング/マイルを貯めようガラパゴスの地図/島の概要/ガラパゴスへの行き方/街へのアプローチ/街の地図/ガラパゴス観光の決まり/クルーズ船/ホテルステイ/ダイビングガラパゴス旅行の日程/旅の予約/ガラパゴス旅行の予算/服装・持ち物/ESTA申請10日間のガラパゴス旅行記ガラパゴスの動物・景色の写真ガラパゴス関連リンク集
◆旅行記 T.成田→ニューヨーク  U.ニューヨーク→グアヤキル  V.グアヤキル→ガラパゴスクルーズ@  W.クルーズA  X.クルーズB
Y.クルーズC・ホテルステイ@  Z.ホテルステイA  [.バルトラ島→キト→リマ  \リマ→ロサンゼルス  ].成田
2日目 ニューヨーク→グアヤキル

早朝、5番街のティファニーへ行って、「ティファニーで朝食を」の気分を満喫したかったのだけど、あまりにも疲れて眠くて、結局出発ぎりぎりまで寝ていた。

朝ごはんは、屋台のベーグル。
$1のプレーンベーグルにクリームチーズをトッピングしただけのものなのに、旨い…
本場の底力を見たぞ。



本場のストリートミュージシャン
空港へは、メトロ+エアトレインを利用。
ニューヨークのタクシーは、空港からマンハッタンは一律$45なのに、マンハッタン→空港はメーター制らしい。朝のラッシュに引っかかったら、一体いくら払うことになるのか… 怖かったのもあったし、メトロカードが1回分残っていたので使い切ることにした。
E線7AV.駅→Stphin Blvd Archer AV.駅 
ここでエアトレイン
JFK/Jamaica駅に乗り継ぎ、LAN航空のターミナル4へ。マンハッタンから45分ほどで到着。行きもこれを使えばよかった…

JFKでは厳重なセキュリティチェックがあるらしい。
まず、金属探知機の前で靴まで脱がされる。これは、ロシアのシェレメチェボ空港と同じ。
次に手荷物のチェック。かばんの中をのぞかれた。でも、バルセロナのチェックでは、スーツケースの中まで全部開けて一つ一つ取り出された。
…つまり、JFKのチェックは「噂ほどではない」ということ。
ニューヨーク大好きな人が集まるようなサイトや掲示板などには、入国審査も1時間覚悟しろとか、出国でも気をつけろとか、ニューヨーク通な人が様々な牽制を仕掛けているが、私は思う。
「世界基準から逸脱した厳しさは、全く無い。」
ちなみに入国審査は10分でスルーだった。(到着時間にもよるのだろうけど。)

しかし、たまげたのはLAN航空のチェックインの時。
インディヘナ(南米の先住民族)らしき人たちが、異常に大きなスーツケースを何個も持って、しかも家族でチェックインをしていた。そのスーツケースの大きさといったら、死体でも入ってるんじゃなかろうかと思うようなサイズ。他にも、発泡スチロールの箱が幾つもあったり、普通の旅行では考えられない量なのだ。追加料金、いくら取られるんだろう…
そして、明らかに重量&サイズオーバーな手荷物を機内に持ち込むべく手続きをし、実際機内の棚の中にぎゅうぎゅうに押し込んでいた。
「ニューヨークで買出しでもしてるのかしらん。」と思っていたら、あとで今回の手配をしてくれたナウタルーツの石倉さんはこういっていた。
「それは、ヨーロッパへの出稼ぎから帰ってきた人たちですよ。荷物があまりにも多いので、全部乗らない時には、コンテナごとわざと積まないこともあるんです。私も随分泣かされました…」
そうか…引越しレベルの荷物だったもんな…
とりあえず、我々の荷物がロストバゲージしなかったことに乾杯!
*もしロストに遭えば、クルーズ船を追いかけて積み込むのは不可能なので、毎日同じ服で過ごす羽目になった…

10:20 JFK XL539 → GYE 16:10

機内は今まで体験したことが無いぐらいにぎやかだった。出稼ぎファミリーが非常に多いからだと思われる。地元の各駅停車の電車に乗っているがごとく、子供が右往左往走り回り、泣き、はしゃぎ、眠かったけど全く眠れなかった…
一人、全く落ち着きの無い女の子がいて、到着までの7時間、ずーーーっと泣くわわめくわ…そりゃもう大変だった。
私の夫(ヒヨ夫と呼ぶことにしよう)が、トイレに行ったとき、ナゼかその子がギャレイにいて、「ビクトリア!なんでこんなところにいるの?」と、CAに怒られていたらしい。乗客全員が彼女の大胆行動を観察している雰囲気の中、ヒヨ夫が「あの子、ビクトリアって言うんだよ…。」と教えてくれた。
CAにまで(そして見ず知らずのアジア人にまで)名前を覚えられるビクトリア…恐るべし。

    

定刻にエクアドル第2の都市、グアヤキルに到着。
ここで、新型インフルエンザの対策としてマスクが配布され、機内で記入した問診表の提出と、完全防備の白装束で固めた空港職員の質疑があった。が、スペイン語だったので全く分からず、相手も諦めたのかスルーさせてくれた。皆並んでいるところを失礼しました…

グアヤキルでは奮発して5星ホテルのジュニアスイートを予約したため、お迎えのバスが空港に来てくれた。
エクアドルは南米の中でも物価が安いので、それでも$145。前日が世界一といっていいほど宿泊料金の高いニューヨークだっただけに、お得感たっぷり。
ホテルに着くと、ナウタルーツの石倉さんから、バウチャーやガラパゴスの地図などが届けられており、ガラパゴスに行くんだぞ!という気分がようやく盛り上がってきた。

実は今回の旅行前、新型インフルエンザ騒動が勃発していたために、我らの周りでも馬鹿みたいに大騒ぎ。結局旅行5日前まで可否が決定できなかったのだ。「行く」「行かない」が日ごとにチェンジで、ナウタルーツさんや、クルーズの運航会社メトロポリタンツーリングさんにも大変迷惑をかけた。
悪いことは重なるもので、ヒヨ夫の仕事も大詰めになって、会社でも大顰蹙だったらしい。挙句会社から「旅行は行ってもいいけど、帰国後5日間は出社禁止!(それでも行くかコラ?!の意)」というお達しが出て、結局「行っちまえ!!」ということにしたという、何とも切ない経緯だったのだ。
だから準備もバタバタで、ゆっくりガイドブックなどを読む時間も無く、特にヒヨ夫は連日徹夜に近い勢いで仕事をこなしていた。
そりゃ、英語のミュージカルなんて眠たかろうよ…

   

グアヤキルは観光といってもそれほど有名なところは無く、治安もあまりよろしくないということで、夕暮れに怪しげな街をぶらぶらするのは止め、名物のマングローブガニを食べに出かけただけだった。

おすすめのカングレホ(マングローブガニ)と、パエリヤでおなかいっぱい… この間、宮古島でマングローブガニの値段を聞いたばかりだったんだけど…日本で食べたら5〜6万取られるよ… 20分の1でデザート&ビールつき。


おなかいっぱいになったところで、ホテルのバーへ行き、エクアドルのカクテル「ピニャ・コラーダ」をいただいて、この日は就寝。
明日からのクルーズに備えるぞ!

グアヤキル 「エル・カングレホ クリオージョ」のパエリヤ

   
 サイトマップ    はじめに  エクアドル基本情報  ガラパゴスの歩き方  旅行の準備  旅行記  写真  リンク 
  Copyright (C) 2009 HIYOKO TORIYAMA all rights reserved. 本サイトに掲載された文章・画像等の無断転載を禁止いたします。
inserted by FC2 system