午後の予定は、イサベラ島の北に位置するプンタ・ビセンテ・ロカという場所でのシュノーケリングと洋上観察。
ここは火山で隆起したときの露頭のすぐ脇。
上陸は不可能なため、ずっとパンガの上にいることになる。カメラが濡れるといけないので、せっかくの我がNikon-D90はお留守番。
しかし、それが失敗だった…
まず、シュノーケリング。
切り立った崖の暗い海で泳ぐのは、どうもダメだった。私の地元に同じような雰囲気の場所があるのだが、そこは落ちたら二度と浮かんでこられないという恐ろしい川… そのイメージが重なって拭えない。
薄情なヒヨ夫は、自分だけ先に海に飛び込んでどんどん先に行ってしまい、私はボートに一人取り残された。
躊躇する私を見て、ガイドが「ボクが手伝ってあげるよ。」といって、背中をドンと押す…
余計なことを!!!
案の定、すぐに海水を飲んだ。夕方の海の中は相当暗く、底は見えない。
後ろを振り返ると、あろうことか凄い勢いでアシカが近づいてくるではないか!
やめれ〜〜!!!食われる〜〜!(そんな訳ないのに、非常時にはナゼかそう思うものだ。)
はい、あっという間にリタイア…
その後、死ぬほどゆれるパンガの上で、吐き気と戦いながら、皆が戻ってくるのを待つ羽目になった。
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ビセンテ・ロカ岬の崖っぷち
こいつに追っかけられた… |