ガラパゴス諸島 クルーズ記
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8日目 ガラパゴスを後に… キト観光

◆プエルトアヨラ→バルトラ島空港→キト

今日はとうとうガラパゴスを発つ日。
5日間、人生観が変わるぐらい素晴らしい経験が出来たことに感謝。
そして、私の趣味に付き合い、一生懸命働いて出資してくれたヒヨ夫にも大感謝!
朝食後、Galextourの運転手が空港へのトランスファーに来てくれた。
今日も朝はまた激しい雨だった。すぐ止むかと思ったが、今日はハイランド地区を抜けるまでずっと降り続いていた。
ハイランド近くのベラビスタ村に差し掛かった頃、ちょうど通勤通学の時間帯で多くの人が歩いていたが、こんなに雨でも傘をさしている人は一人もいなかった。みんなびしょびしょのまま、学校やオフィスに向かっている…

プエルトアヨラから45分。イタパカ桟橋でフェリーに乗り換え、すぐ対岸のバルトラ島へ。
ここで運転手から荷物を受け取り、今度はバスでバルトラ空港へ向かう。空港までが結構不便なのは、まあ仕方ない…
バルトラ空港も、サン・クリストバル同様、掘っ立て小屋の雰囲気。お土産も結構売っているが、プエルト・アヨラよりも若干高めだったし、カードが使えない店が殆どだった。
チェックインを終え、セキュリティを通って出発ロビー(といっても小屋)で搭乗を待っていると、私たちの座っているベンチの上の梁に、1匹のフクロウらしきものが止まっていた。
後で調べると、これは「ガラパゴスコミミズク」であることが分かった。ナウタルーツの石倉さんも、空港にいるというのは聞いたことがないといっていたので、珍しいのかもしれない。

ガラパゴス滞在最後の動物。 …さらばガラパゴス!

さて、我々の乗る飛行機は「Tame航空」。ガラパゴスに行く飛行機は必ずキトからグアヤキルを経由して飛び、戻るには逆ルートを経る。
グアヤキルで30分ほど待った後、再び飛び立ち、2時間半ほどでエクアドルの首都キトに到着した。

バルトラ島空港


ガラパゴスコミミズク…なぜここに?


タメ航空


◆キト観光

キトは赤道直下にありながら、標高2800mという高地のために気温が低く乾燥している。平均気温は1年を通して19度前後で「永遠の春」と呼ばれている。飛行機を降りると、ひんやりとした高原の空気。あわてて上着を出したぐらい。

空港では、ナウタルーツの石倉さんが待機していてくれた。約9ヶ月間、メールのやりとりをしていただけなのに、なんだか初めて会うようじゃなくて不思議… 石倉さんは、とっても親切で凛とした、素敵な女性なのだ!
これから数時間だけ、キト市街地の観光をし、夜リマ行きの飛行機に乗る。また忙しく観光だわ…


石倉さんの案内で車に乗って旧市街に向かい、まずは「パネシージョの丘」へ。
ガイドブックには「危険だから歩いていかないように!!」とあったけれど、公園が有料化されてからは危なくないそうだ。
パネシージョの丘からは、アンデスの山や切り立った崖の上に細長く50kmも続くというキト市街が、一望できる素晴らしい眺めだった。
この丘には大きな女神像が立っている。この女神像は足で蛇を踏みつけ、鎖を切った状態で地球の上に立っている。邪悪なものを封じ込め、自由を勝ち得たエクアドルの象徴だそうだ。いわば、エクアドル版「自由の女神」。
南米には3つの神様の像が建っているが、女神はこの像だけなのだそうだ。

パネシージョの丘から見た旧市街と新市街。

女神の足元に巻いているのは蛇。
その下が地球。手には鎖を持っている。


続いて旧市街の独立広場へ。
広場の中心には独立を記念した塔、西側に大統領府がある。大統領府の入り口には衛兵が立ってはいるが、誰でも中にも入ることが出来る。暗殺とか、セキュリティ面は大丈夫なのだろうか??

独立広場

大統領府の入り口に立っている衛兵

大統領府に飾られたエクアドルの国旗

北には古い建物を利用したショッピングモール。ここはチョコレートとコーヒーを売る店で、カカオ72%のチョコレートを購入した。
エクアドルのお土産は、チョコレート・コーヒー・タグアの置物など、限られた感じがするが、コーヒーとチョコレートは本当においしい。
ただし、ちょっと高い。なぜかというと、「フェアトレード」だから。
本来、チョコレートは高級品。我々が普段食べている安いチョコレートは、多くの人(特に子供たち)の不当な労働の上に成り立っているアンフェアな商品だ。少々高くても、こういうものを買いたいと思う。

日用品など通路でも露天が…

板チョコ 4ドル
ちょっと高いけど、安全でおいしい

キトでは歴史的建造物を現代風にアレンジして有効利用している。
古い建物の内部は、パティオ形式になっている。


続いて、旧市街の教会めぐり。


ラ・コンパーニャ教会。
内部は7トンもの金箔を使ったといわれているが、
実際は数トンらしい。
内部は撮影禁止。

入り口だけでも、金ピカ具合が分かる。

カテドラル内部のマリア像
エクアドルのマリアには心臓が描かれている。

エクアドルの特産物・バラが沢山飾られている。

サンフランシスコ修道院。
南米1古い歴史を持つ教会だそうだ。
87年の地震で塔が壊れてしまったそうだ。

街には、インディヘナの民族衣装を着た人も多く、南米感たっぷりの町並みである。

私もはじめて知ったのだが、世界自然遺産第1号はガラパゴス諸島だが、世界文化遺産第1号は、ここキト旧市街なのだそうだ。
意外な事実…
*世界遺産第1号として、自然遺産4件、文化遺産8件が登録されました。

石倉さんはエクアドルに移住してもう7〜8年になるといっていた。石倉さんが手配をされたエクアドル観光に訪れる日本人の9割がガラパゴス、残りが登山、アマゾン、街めぐりだそうだ。エクアドルには4000メートル以上の山が幾つもあり、中にはケーブルカーで簡単に登れるものもある。山登りが好きなヒヨ夫に、是非もう一度エクアドルを訪れて山登りして欲しいものだ。(私はもう一度ガラパゴスへ行くけどね。)


変わって、車で新市街方面へ。ここでインディヘナのマーケットへ立ち寄る。
エクアドルのお土産なら大体ここで揃うし、値切り交渉も可能。言い値の7割が相場だそうだ。
私たちもここでタグアの置物を追加購入。ガラパゴスの半値だった。
ただし、クレジットカードは殆ど使えないので注意。



あっという間に出発の時間になった。
たった3時間だったが、南米の雰囲気を十分味わえて、とても充実していた。
ヒヨ夫は、出発直前に見た「イッテQ!イモトの珍獣ハンタースペシャル」の影響で、赤道記念碑に行きたがっていたが、空港から市街地と反対側にあるため時間的に諦めた。しかし、旧市街の散策は、思いのほか楽しかったらしい。
空港まで石倉さんに案内していただき、お別れ。
ここからLAN航空でキト→ペルー→ロサンジェルスと、ちょっとヘンなルーティングで帰国の途に着く。
チェックインカウンターで、石倉さんの助言どおり窓側の席に変更して、キトの夜景を見る。オレンジ色の暖かい光が、東京とは違う美しい夜景を作っていた。

機内から見たキトの夜景。

   
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