<最もメジャーな方法> 日本からエクアドルに行くには、最低2回飛行機に乗らなければなりません。 1社の航空会社で通しの航空券を手配することもできる米系エアラインを使う方法がメジャーで安いです。 エクアドルに行くのに最も早いのは、デルタ航空(DL)、次いでコンチネンタル航空(CO)です。 *デルタ航空はノースウェスト航空と合併します。 コンチネンタルはヒューストン経由、デルタはアトランタを経由して、1度の乗換えでエクアドルまで行くことが出来ます。日本からのパッケージツアーは、殆どがこの2社のうちどちらかを使います。記載がない場合は、デルタかコンチだと思って間違いありません。 ただし、コンチネンタルはなぜかエクアドルから戻る便が不便です。以前は深夜便が飛んでいたようですが、現在はありません。アメリカで1日宿泊しなければならない場合や、マイアミやパナマに飛ぶなど2回の乗換えが必要な場合があります。 エクアドル旅行は、実はあまり簡単ではないのです。 例(2009年7月現在のスケジュールを元にトランジットが少ない便を載せてあります。) 航空会社 往路 復路 デルタ・ノースウェスト航空(DL/NW) NW5800便 成田15:30→アトランタ2:55 DL681便 アトランタ17:54→キト22:04 DL680便 キト23:30→アトランタ翌5:50 NW5801便 アトランタ14:20→成田翌17:00 コンチネンタル航空(CO) CO6便 成田15:55→ヒューストン13:55 CO653便 ヒューストン17:45→キト23:08 CO654便 キト6:30→ヒューストン11:52 CO7便 ヒューストン翌10:50→成田翌々11:53 <日系航空会社などを利用したい場合> 日本航空(JL)、全日空(NH)など、日本の航空会社を利用する場合、同じ会社の機材で南米まで行く便はありません。 一度アメリカ本土まで日系航空会社で飛び、そこから別の航空会社に乗り換えていく方法をとります。 同じマイレージプログラムに参加している航空会社を選ぶのが便利です。 となると、全日空が加盟するスターアライアンスは、アメリカからエクアドルへ行ける便がありません。アメリカからは全く別のアライアンスから航空券を探すことになります。日本航空であれば、同じワンワールド加盟のLAN航空(LA/XLなど)が使えます。 *参考まで…LAN航空は日本事務所がありますが、ホームページは閉鎖中ですし、お高い正規航空券しか発行していないようです。安いのはLAN.comのサイトから買う方法です。USAのページからですと、クレジットカードも問題なく使えます。また、1〜2週に一度ぐらいの割合で、価格の変動があります。底値を調査すれば、とことん安く買えます。 <そのほかの航空会社で行く方法> 米系またはアジア系を使う方法だと、以下のものも考えられます。 特にサービスに定評があるシンガポール航空(SQ)は、日本からロサンゼルスとニューヨークに直行便が飛んでいますので、利用価値は大きいです。2009年7月現在、航空各社の燃油サーチャージは廃止されていますが、SQではいつでもサーチャージなしというのも魅力です。 また韓国系、中華系など、一度本国を経由しますが安いことは安いです。 ユナイテッド航空(UN)は、アメリカ本土までは安い航空券が出やすいです。日本からは、デトロイトへ行く便がメジャーですが、残念ながらエクアドルに飛ぶ便がなくなってしまいました。アメリカ本土から先は、同じマイレージプログラムに加算可能な提携会社TACA航空などの格安の航空会社を利用して行くとよいでしょう。 *その他の航空会社(経由便) AVIANCA(アビアンカ) ボゴタ経由 COPA(コパ) パナマ経由…コンチネンタルの系列 LACZA(ラクサ) サンホセ経由 <ストップオーバーを楽しむ> ストップオーバーとは、目的地に向かう途中で経由地に一端入国し、数日間その地に滞在することです。たいていの航空券には24〜72時間程度のストップオーバーが無料で付いてきます。また、航空会社が異なる場合、通しの航空券でなければ何日でも滞在が可能です。 これを利用すれば、目的地+αの旅行が出来るのです。 エクアドル行きの便の多くは、往路の同日着は可能でも、復路でどこか1都市に宿泊して翌日日本行きに乗る場合が殆どです。なぜなら、エクアドルからアメリカを経由する場合、日本行きの便の出発時間までにアメリカへ着くことができる便は殆ど無いからです。つまり、前日にアメリカまで行き、その地で宿泊し、翌日フライトとなるということです。 また、ガラパゴスからエクアドル本土に飛ぶ便は、どんなに早くてもお昼ごろ着です。同日乗り継ぎで、午前のアメリカ行きには乗れません。 それを逆手に、ストップオーバーを楽しむ方法もひとつです。 アメリカ各都市の滞在を楽しみたいのなら、アメリカでストップオーバーすればよいですし、南米最大のハブ空港であるペルーのリマなどを経由する方法などもあります。リマは24時間発着していますし、アメリカ本土との便もエクアドルとの便も多いため、便利です。こうすると、アメリカ、ペルー、エクアドルの3カ国に滞在が可能です。 今回、私たちはサンタクルス号という大型船のクルーズに参加したので、サン・クリストバル島発。エクアドル国内からの航空券もクルーズ船の会社から一括して取ることになっていました。(大型クルーズ船の会社は、クルーズの客数分の航空券を確保しています。)また、せっかくエクアドルに行くのだから、キトの観光も是非したかったので、以下の方法で行きました。 航空会社 往路 復路 日本航空(JL)またはアメリカン航空(AA) LAN航空(XL/LA) JL06便 成田11:30→ニューヨーク11:15 (ストップオーバー) XL539便 ニューヨーク10:20→グアヤキル16:10 LA2581便 キト20:40→リマ22:55 LA600便 リマ1:05→ロサンゼルス7:40 JL61便 ロサンゼルス13:20→成田16:45 行きはニューヨークで一泊し、翌日ニューヨークから唯一のエクアドル直行便グアヤキル行きに乗りました。帰りは、日程の関係でどうしてもストップオーバーが出来なかったので、キトからリマを経由し、リマから深夜便でロサンゼルスに早朝到着しました。そこから同日の便で成田へ向かいました。 こうすることで、逆に1日無駄にどこかで宿泊することを避け、日程をめいっぱいガラパゴスで過ごすことが出来ました。でも、この旅程なら、リマでもロサンゼルスでもストップオーバーが可能です。(時間さえあれば、そうしたかったところですが…) 日本航空とLAN航空は、インターネットで別々に手配しました。(JALで一括して手配することは可能ですが、正規の金額でしか手配が出来ないので、物凄く高額です。) アメリカと日本のJAL悟空往復航空券(オープンジョー) 成田→ニューヨーク、ロサンゼルス→成田 アメリカとエクアドルのLAN.com周遊航空券 ニューヨーク→グアヤキル、キト→リマ→ロサンゼルス(運賃計算上は、ニューヨークからキトまでが往路、キトからロサンジェルスが復路となっています。) ★皆さんの楽しいストップオーバー体験記をお寄せください! *オープンジョー…単純往復ではなく、往路と復路で別の空港を利用すること。格安航空券では設定がないこともある。 ★発着情報から、路線を決めることもできます。 キト・マリスカル・スクレ国際空港 グアヤキル・シモン・ボリーバル国際空港 ★南米の路線を網羅する、便利なパスもあります。 メルカードツアー ↑このページのtopへ エクアドルへの行き方 マイルを貯めよう