ガラパゴス諸島 クルーズ記
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3日目 グアヤキル→ガラパゴスクルーズその1
   
〜サン・クリストバル島 セロ・ブルーホ


グアヤキル イグアナ公園

私たちの泊まったホテル・ウニパークの目の前には、「セミナリオ公園」という憩いの場があった。実はここ、通称
「イグアナ公園」と呼ばれており、イヤというほどイグアナと戯れられるらしいのだ。ホテルの決め手も、何をかくそう「イグアナ公園前」だった。

朝食を済ませ、イグアナ公園へ。
すると… いるわいるわ。巨大なイグアナたち… ハトのごとく、普通に鎮座している。

時々、木の上から
ジャバジャバジャバ…と、水が降ってくる。それも結構な量であることを表す音…
そう、
イグアナのおしっこが降り注いでいるのだ。しかも、木の上には信じられない数のイグアナ
うかつに木陰に入ろうものなら、間違いなくこの洗礼を受けることになったであろう…


後ろのハトと比較しても、遠近法を無視した大きさ…


イグアナ公園の前には、結構キレイなカテドラル。
スペイン統治時代のなごり。

9:00。
実は私たちのガラパゴスクルーズは、このグアヤキルのホテルを出発し、船を下りるところまでのツアーである。
このホテルまで、サンタクルス号を運航しているメトロポリタンツーリングのスタッフがお迎えに来て、航空券やその他必要な書類などをすべて空港で受け取り、現地でまたメトロポリタンツーリングのスタッフが空港トランスファーをしてくれる手筈。至れり尽くせりなのだ。
そのため、手配も石倉さんにお任せで、私の経験した旅行の中では超ラクチンな部類。(ただし、インフルエンザ騒動が無ければ…)

グアヤキルの空港は結構大きくて、きれいな建物。お土産も思ったよりある。

ヒヨ夫は、日焼け防止に探検隊みたいな帽子を購入。24ドル也。値段のわりにしっかりした帆布で、ナショナルパークのマークの刺繍が何より気に入ったらしい。

まず、出国の前に、送迎をしてくれたスタッフから航空券とサンタクルス号の乗客であることを示すバッジをもらう。これをつけていないと現地のスタッフがお客さんを見分けられないので、船に入るまでつけておく。
しかし、ガラパゴスへの入島申請書と、ツーリストカードを受け取るはずが、いつまで経ってもそれらしき雰囲気が無い。「よい旅を〜」と、見送られて出国手続きをする…
搭乗口にはメトロポリタンツーリングの人とおぼしきおじさんが立っている。
サンタクルス号のバッジを見ると
「Welcome !」
と、満面の笑顔。
…ここでも受け取れないのね。

離陸後、機内でヒヨ夫が石倉さんからいただいた資料を見て、「ねぇやっぱり、グアヤキルの空港で全部受け取れって書いてあるよ…」
と、青ざめる。
ここまで来て入島拒否?強制送還??
ヒヨ夫「さっき入り口に立ってたスタッフから受け取らなきゃいけなかったんじゃないの?」
ヒヨコ「だって、あのおじさん、バッジ見て
“ハバグッデ〜イ”って笑ってたよ…」

…焦りがピークに達したとき、さっきのおじさんが現れて、無事にいただくものをいただくことができたとさ…

ツーリストカード(滞在中のID)
ガラパゴスのパスポートのようなもの


◆いざガラパゴスへ!〜サンクリストバル島

出発1時間半後、ガラパゴスの島々が見えてきた。
無事、サンクリストバル島の空港へ到着。
空港といっても、「掘っ立て小屋」みたいな雰囲気。どこからでも進入できそうな、簡素な木造建築。まぁ、台風も来ないし、こんなんで十分なのだろう…

入国審査で入島税100ドルを現金で支払う。
すると、国内線で到着したにもかかわらず、ガラパゴスの入国スタンプがパスポートに押された。
実は私は、この入国スタンプが大好き。いろんな国のを見ると、結構個性が出ている。
ガラパゴスのは、諸島を大きな手で包んでいるマークが刻印されていた。その下のは、多分アシカ。


サン・クリストバル島のプエルト・バケリソ・モレノは、小さな町。
桟橋には…いたいた。First pieceは「ガラパゴスアシカ」。

こんなところで昼寝しなくても… さらに、船の上。
「ガラパゴスの動物は、人間を恐れない」
というのは、本当らしい。
桟橋からパンガといわれるゴムボートに乗り、
沖に停泊中のサンタクルス号へ。
頭の上は、ガラパゴスグンカンドリが旋回中。



船に乗り込むと、各部屋に案内される。が、なんか違う…
サンタクルス号は、下の階から、メインデッキ(M-Deck)アッパーデッキ(U-Deck)ボートデッキ(B-Deck)となり、ボートデッキは眺めもよく、エンジン音などもしない。マスタースイートなども、このボートデッキにある。
私たちの予約したのは、アッパーデッキ。でも、案内されたのは、ボートデッキ。しかも、スーペリアだった。
大きな窓以外に丸窓もあり、バスルームも広く、船の部屋としてはとてもよかった。団体さんの予約があると、個人客には無料アップグレードというオイシイことがたまに起こるらしい。
ちなみに、某国の某都知事が公費でガラパゴスクルーズをして叩かれたのが、こちらのマスタースイート。


その後、ロビーで船内や観光の注意事項の説明があり、15人前後のグループ分けが発表になった。
グループは言語によって「英語」「スペイン語」「イタリア語」に分かれていた。チームには動物の名前がつけられており、チーム名が案内されたら速やかに指示に従って行動する。なんか、学校の遠足みたい…
英語チームは2つ、スペイン語チームも2つ、イタリア語チームが1つで、私たちは「Dolphin(イルカ)」チーム。ほかに、「Booby(カツオドリ)」「Cormorant(鵜)」「Frigate(グンカンドリ)」など、ガラパゴスらしい名前が付いている。
1つのチームに2人のナチュラリスト・ガイドが付いていて、ガイドとともに常に行動しなければならない。自由に島を歩き回ることは禁止されているのだ。
ドルフィンチームのガイドは、若くてイケメンのガイド。英語も、日本人には分かりやすい発音だった。私は、情けないことにアメリカの発音が聞き取れない…ヨカッタ!(アメリカの人は、あんまり聞き取れないわ…と、ぼやいていたが…)



レストランで昼食。バイキング形式で、肉類やデザート類が充実していたが、日本人には全般的に味が濃い。エクアドルといえばバナナだけど、生バナナはあまり見かけなかった。あったのは、揚げバナナ。サツマイモのてんぷらみたいな感じ。
食事はテーブルでの相席。私たちは、新婚旅行で来たというイタリア人夫婦と一緒になった。私が来ていたTシャツの漢字を見て「中国語を翻訳してくれる人はいないのかな…」と言ったけど、よく意味が理解できず沈黙。後から考えて、「漢字」のことを「Chinese」と表現し、さらに日本人は漢字を使うことを知らなかったと思われる。…ごめんね「サクマ製菓株式会社」と書いてあったんだよ…
レストランに掲げられた各国の国旗。
今回のゲスト達の国らしい。
なぜか日本の国旗だけ吊り下げタイプ…
サクマ製菓Tシャツ。
ユニクロの企業コラボTシャツなんだよ〜

食事の後、サンデッキに集合し、なんと避難訓練。ライフジャケットの使い方などの説明があった。
それから、シュノーケリングの道具のフィッティングと貸し出し。無料。紙に名前を書いて、自分の部屋番号が書いてある網の袋に道具を入れる。
午後には、早速ビーチで泳げるらしい。



◆セロ・ブルーホ〜サンクリストバル島

船はサン・クリストバル島の北側の、セロ・ブルーホという白砂の浜辺へ。
大型船は着岸できないので、沖で停泊し、パンガで島まで行く。
桟橋が無いところに行く場合は、浅瀬に膝まで浸かりながらジャブジャブ上陸する「ウェットランディング」。サンダルが必須。
その後、少し歩くことも多いので、クロックスが非常に便利。ナチュラリストたちもクロックスの人が多かった。

セロ・ブルーホの砂は、少し緑がかっている。溶岩の成分で、世界ではここにしかないと言っていた。

反対の方は、打って変わって真っ白な砂浜。ヒヨ夫は、ここでシュノーケリングをしたいというので、私は一人動物ウォッチングに。

このように、ガイドと一緒に行動する。
ここでは、アシカがハーレムを作っている。大体、オス1頭にメス5〜6頭ぐらいで、数十メートル置きぐらいに集団が出来る。母子は3年間共に過ごし、母乳を与える。時々、人間に遊んで欲しくて、近づいてくるヤツもいる。巨体がバウバウいいながら迫ってくると、結構怖いよ…(←迫ってこられた。)
海に突っ込むペリカンやカツオドリ、砂浜でごろごろ昼寝するアシカ。小さくてキレイな小鳥たち、ダーウィンフィンチ、色鮮やかなカニ。
…やっぱ、スゲェよ、ガラパゴス…


バウバウいいながら近寄るアシカ

いくら見ても飽きることは無く、時間はあっという間に経ってしまう。
赤道直下では、1年中6時ごろ日の入りになる。観察を終え、またパンガで船に戻った。
ガラパゴスでは、いかなる島のものも持ち帰ることが出来ない。たとえ、靴の裏の砂でも。
だから、船に乗り込むときには、靴の底を水でしっかり洗う。完全に落ちているかどうかは謎だけど…



部屋でシャワーを浴びてから、明日の予定の説明。
この時に、オプション(無料)を申し込む人は、用紙に記名する。明日のオプションは、デビルズ・クラウンというポイントでのシュノーケリングと、グラスボートのどちらか。このポイントは上級者向けで、
「ランボー・シュノーケリング」と呼ばれているらしい。こんなところで流されて、一生アシカとともに暮すのは不本意なので、おとなしくグラスボートに申し込んだ。

その後、20:00からレストランで遅い夕食。コースのため、皆おしゃれをしているとの噂だったので、一応ワンピースを用意して行ったが、不要だった・・・服装はまばらで、きちんとした人もいれば、Tシャツの人もいる。サンダル履きの人すらいたぐらいだ。船によって違うんだろうな。

明日の起床は6:15。早いので、さっさと就寝。

   
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