今朝は朝食を済ませたあと下船する。下船場所は、サンタクルス島と空港のあるバルトラ島の間の「イタパカ海峡」というところ。
今日は私たちのチームが最初にパンガへ乗る番だった。
パンガが桟橋に向けて進みはじめると、前方に空から何かが海に向かって落ちていく。よく見ると、アオアシカツオドリの大群が、漁をしている姿だった。
カツオドリは海面に対し、ほぼ垂直に降下していく。くちばしから尻尾までをロケットのように一直線にして、頭からダイビングするのだ。数秒後、発泡スチロールが水中から浮かんでくるがごとく、凄い勢いでざばっと浮き上がり、口にくわえた魚を飲み込む。これが何百羽、目の前にいる。 ガラパゴスで見た光景では、一番の迫力で、一番自然体で、一番ガラパゴスらしいのが、これだった。
7泊8日の日程で参加した人は、下船してからバルトラ空港へ向かうが、私たちのように3泊4日日程の人は、ガラパゴス最大の街「プエルト・アヨラ」に向かうバスに乗り、チャールズ・ダーウィン研究所へ行く。
イタパカ海峡の桟橋からは、唯一の舗装道路を通り、途中スカレシアの林の中や農業地区を抜けて、街に到着。町外れでバスを降り、そこから研究所までは1kmぐらい歩いていった。
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ダイブするカツオドリの群れ
スカレシアの森を切り開いて道路が作られた。 |